この記事は、先輩たちの体験談をもとに編集部がまとめたものです。
ひと目で比べると
まず、2人の話を編集部が表にまとめました(要約です)。
| キャバクラ | デリヘル | メンズエステ(りりかさんのお店) | |
|---|---|---|---|
| お客さんが求めるもの | お酒と会話、その空間 | 同じ時間を過ごすこと+性欲の解消 | マッサージ+手でのサービス |
| 女の子どうし | チームで売り上げを作る | ほぼ会話がない | (記述なし) |
| 困ったとき | 店の人がすぐ来る | 密室。自分で対応する場面がある | ドライバーが毎回様子を聞いてくれた |
| 連絡先 | 交換する。休みの日も連絡が来る | 交換禁止の店だった | (記述なし) |
ここから、1つずつ本人の言葉で見ていきます。
お客さんが求めるもの
ぺぺこさんは、いちばん違うのは「お客さんの根本的なニーズ」だと書いています。
キャバクラや水商売は、お客様が気に入った子と"一緒にお酒を飲んだり、話をしたり、お酒の席での空間を楽しむ"のが根本にあると思います。
——ぺぺこ(キャバクラ→デリヘル)
風俗業の場合は、もちろん気に入った子と同じ時間を過ごしたいというお客様の考えは水商売に通ずる部分がありますが、"お客様自身の性欲を解消する"ということも根本にはあるのが、水商売との大きい違いです。
——ぺぺこ
そしてこの違いが、「特別感」の出し方を変えるそうです。
風俗業界は、初対面の時点で"特別な関係でしかほとんど見られない部分"まで見せてしまうのです。(中略)そのため、特別感のレパートリーが水商売に比べて異常に少ないなと感じました。
——ぺぺこ
キャバクラなら、同伴やアフターで少しずつ「特別」を出していける。デリヘルは最初から全部を見せるので、限られた時間の中でどう印象に残るかが勝負になる、という話です。
女の子どうしの関係
ここがいちばん大きな違いかもしれません。
キャバクラはチームワークもとても重要で、女の子同士の協力なども働くうえで不可欠なお仕事です。
——ぺぺこ
キャバクラでは、店の外にも「横のつながり」があったそうです。お客さんに連れて行かれた他の店のホステスさんが、今度は自分の店に来てくれる。そうなると、こちらもまた顔を出さなくてはいけない。
デリヘルは、まったく逆でした。
しがらみや横のつながり、チームプレーや協力がないというよりも"言葉自体が存在しない"といったほうがしっくりしました。
——ぺぺこ
ぺぺこさんにとって、これは楽だった点です。「連携プレーや、横のつながり、しがらみにつかれていた筆者にとっては、デリバリーヘルスの完全個人主義はとても楽でした」と書いています。
ホテヘルで働いたひろのさんも、お店に派閥ってある?で「派閥はなかった。お互いに良い意味で興味がなかった」と書いています。女の子どうしの人間関係が苦手な人には、風俗の方が向いている——2人の先輩の話は、そろってそう言っています。
困ったとき、誰が守ってくれるか
ここは、働く前に必ず知っておいてほしいところです。
水商売、キャバクラの場合は、お客様もホステスさんはもちろん、ボーイさん、店長など、その店舗でのお偉い役職の方も店舗にいて、業務や何かトラブルが起きた時すぐに対応してくれます。
——ぺぺこ
ホテルや自宅などの密室にいて、声をかけてもすぐ来られる距離にはお店の方はいません。(ドライバーさんが外で待っていることはあっても、数秒でその場に駆けつけることは不可能です。)
——ぺぺこ
ぺぺこさんは、どんなに優しいお客さんでも「もしものこと、トラブルが起きる可能性はある」という考えを、勤務中は頭から消せなかったそうです。その結果、「トラブル回避力が高まりました」と書いています。
一方、デリバリーのメンズエステで働いたりりかさんのお店は、こうでした。
車に戻るとドライバーさんに「どうでしたか?」と聞かれました。あのお店では女の子が帰ってくるたびに様子を聞き、内容をメモしてお客さんを管理していたそうです。
——りりか(キャバクラ→メンズエステ)
ここは保健室として強く言っておきます。
デリヘルもデリバリーのメンズエステも、部屋の中では基本的に一人です。お店がすぐ駆けつけられるキャバクラとは、守られ方が違います。
だからこそ、お店選びで確かめてほしいのは2つです。
- 困ったときの連絡方法と、駆けつけの手順が決まっているか
- りりかさんのお店のように、お客さんを記録して管理しているか
本番を迫られたときの断り方は本番を強要されるのが怖い——先輩の答えに、危ないお客さんへの対処はプレイ中に危険な目に遭うことはある?にまとめてあります。
プライベートとの境目
キャバクラ嬢さんとお客様は連絡先を交換します。そのため、プライベートの時間があってないようなものです。
——ぺぺこ
風俗ではその瞬間、その場限りを楽しみに来ている方を多く感じました。(中略)筆者の在籍していたお店では、お客様との連絡先を交換することは禁止事項の一つでした。
——ぺぺこ
休みの日も返信しなければいけないキャバクラと、仕事が終われば切り離せるデリヘル。ここも大きな違いです。
ただ、ぺぺこさんは共通点として、どちらのお客さんにもお店を通さずに会おうとする人が意外に多いと書いています(要約)。キャバクラでは「休みの日にデートしよう」と遠回しに、デリヘルではもっと直接的に誘われたそうです。
メンズエステは「風俗ではない」とは限らない
りりかさんがメンズエステを選んだきっかけは、求人のキャッチコピーでした。
きっかけは、キャバクラを辞めたあと、なんとなく見ていたナイトワーク専用の求人サイトで見かけた「舐めない、脱がない、触られない」のキャッチコピーです。
——りりか
ただ、りりかさんのお店は、オイルマッサージのあとに手でのサービスをする風俗エステでした。りりかさんは、キスとお触りを自分でNGにして働き、3年間怖い思いをしなかったそうです。
メンズエステには、マッサージだけの健全店から、りりかさんのお店のような風俗エステ、その中間まで幅があります。そして求人の言葉だけでは見分けられません。
「風俗は無理だからメンズエステに」と考えている人ほど、面接で仕事内容を具体的に確かめてください。聞いていないサービスに応じる義務はありません。
りりかさんの話は風俗未経験のキャバ嬢だった私が、メンズエステで働いてみた話に全文があります。
まとめ:先輩の結論
ぺぺこさんは、両方で働いた結論をこう書いています。
共に働いてみて、筆者としては、全体的に楽しかったと思えるのはキャバクラ、仕事以外が楽だったのがデリバリーヘルスだと感じました。
——ぺぺこ
職場の皆で遊ぶ!や職場で友達を作りたい!や、仕事の愚痴や話を聞いてほしい!と思う場合は、風俗業、特にデリバリーヘルス勤務は向かないかもしれません。
——ぺぺこ