メンズエステで働こうか迷っているなら、先に結論を言います。

この体験談の先輩・りりかさんは約3年間、怖い思いをほとんどせずに働き、辞めた今も「あの店は良い環境だった」と振り返っています。

ただしそれは、お客さんをきちんと管理してくれるお店と、サービスの範囲を自分で決められる仕組みに恵まれたから。

メンズエステで安心して働けるかどうかは、お店選びでほとんど決まります。

きっかけは「舐めない、脱がない、触られない」

私は22歳から約3年間、デリバリーのメンズエステ店で働いていました。

それまではガールズバーやキャバクラで働いていたので、夜のお仕事自体は初めてではなかったのですが、風俗業は初めてでした。

きっかけは、キャバクラを辞めたあと、なんとなく見ていたナイトワーク専用の求人サイトで見かけた「舐めない、脱がない、触られない」のキャッチコピーです。

それまで風俗というと、本番以外のことは何でもするようなイメージしかなかった私は、気になって調べてみて、風俗の中にもいろいろな業種があることを初めて知りました。

あのキャッチコピーは、メンズエステなどのソフトサービスの業種を指す言葉だったようです。

「これならやれるかも?」。求人のコメントやお店のホームページの雰囲気から気になるお店を見つけて、電話で面接をお願いしました。

面接に来たのは「普通のおじさん」でした

面接の日は「怖い人が来るのではないか」ととても緊張しましたが、現れたのは普通のおじさん(笑)。リラックスして話せました。

仕事内容の説明や注意点、お給料の話をひととおり聞いて、「私にもできそう」と思えたので入店を決めました。

私が入ったのはデリバリー型のお店です。ドライバーさんにホテルやお客さんの自宅まで送ってもらい、オイルを使ったマッサージのあとに手でのサービスをして、時間になったら迎えの車に乗る——という流れでした。

注意

りりかさんが入店を決めたのは、面接で仕事内容・注意点・お給料の説明をきちんと受けたあとです。何をどこまでするのか、断れるのか。

この説明が曖昧なお店や、その場で入店を急かすお店は、それだけで候補から外していい——業種を問わない夜職の鉄則です。

「NG」は自分で決めていいお店だった

オプションにはトップレスやキス、全裸での入浴、上半身のお触りなどいろいろありましたが、何をやるかは女の子の自由で、お客さんによって変えてもいいとのこと。

私はまず、抵抗のあったキスとお触りをNGにして初日に挑みました。

ポイント

りりかさんが3年間働けた理由の核心はここです。サービスの範囲を自分で決められて、あとから自分のペースで広げられる。

りりかさんは慣れてから少しずつオプションを解禁していきましたが、キスだけは最後までNGのまま通しています。

「みんなやっているから」で決めさせないお店かどうかは、働きやすさに直結します。

初日から予約で埋まっていた

初日、集合場所で車に乗り込むと、ドライバーさんから「今日はもう予約で埋まっているよ」と言われて驚きました。

その日は平日の昼間で、ホームページ用の写真もまだ撮っておらず、お店のブログで「新人が入ります」と紹介されただけだったからです。

「この業界は新人というだけでステータスだよ。新人期間にお客さんをしっかり獲得できるように頑張ろうね」と言われ、ドキドキしながら最初のお客さんが待つホテルに向かいました。

最初のお客さんは、感じの良い40代くらいの方でした。ご挨拶をして料金をいただき、入浴のオプションをつけてくださったので一緒にお風呂へ。

出会ったばかりの男性に裸を見せるのは不思議な感覚でしたが、「ここのお店はよく使っているし、変なことはしないから緊張しなくて大丈夫だよ」と笑って話してくれました。

お風呂のあとはオイルマッサージ、そして手でのサービスです。

「こうしてほしいとか教えてくださいね」と伝えて、お客さんに好みを教えてもらいながら、なんとか最後までサービスできました。

帰り際に「初めてで教えてもらってばかりですみません」と言うと、「一生懸命接客してくれて癒されたよ」と言ってもらえて、とても嬉しかったです。

怖い思いをしなかったのは、お店の「管理」のおかげ

車に戻るとドライバーさんに「どうでしたか?」と聞かれました。あのお店では女の子が帰ってくるたびに様子を聞き、内容をメモしてお客さんを管理していたそうです。

そのおかげか、イメージしていたような乱暴で無茶な要求をしてくる男性はほとんどおらず、怖い思いをすることはありませんでした。

新人期間は毎日4万円前後稼ぐことができ、その後も新規とリピートのお客さんでだいたい予定が埋まり、長く待機することもありませんでした。

変わったお客さんはけっこういて、「おならを嗅がせて」とか「くすぐって」とか頼まれることもありましたが、嫌ではなかったのでやりました(笑)。

月に何度も呼んでくれる常連さんができるころには、お客さんを癒すことにやりがいを感じていました。

辞めた理由と、私の結論

辞めた理由は、かけもちしていた仕事の都合です。それがなければ、今も働いていたと思います。私が働いていたお店は、とても良い環境だったのだと思います。