こんにちは。今回は、お仕事をするうえで「ここがつらい!」と私が感じたことと、そのつらさとどう付き合っていたかを書きます。
すでに働いている方には「こんなことを思う人もいるんだ」と共感してもらえたら、これから始める方には「こんなこともあるんだ」と心の準備にしてもらえたら嬉しいです。
夜職で病む理由①:体力より、メンタルがきつい
体力はある程度は必要です。といっても、立ち仕事や体力系のお仕事とは違います。
私はデリヘル勤務のとき、あまり歩いた記憶がありません。出勤は電車でしたが、事務所に一番近い駅まで迎えに来てもらっていましたし、帰りは送りがありました。普通の生活が送れていれば、体力は問題ないと思います。
体力よりもはるかに必要なのは、メンタルです。 引きずらずに早めに割り切れること、気にしないでいられること。
プレイに対してきつい、つらいと思う方もいると思いますが、私はサービスの内容を割り切ることは意外にもすんなりできました。それよりも、口開け(その日最初の接客)で合わないお客様に当たってしまった後の勤務のほうがつらかったです。
ほんの一握りのお客様だけだと思いたいですが、自分にとって嬉しくない、傷つく言葉をかけてくる方もいます。 それを本気で受け取らず「なんか言ってるわ〜」くらいで受け流せるメンタルがあって、損はないです。
そして何よりもメンタルを試されると感じたのは、好意のある人ではなく、初対面の人にサービスをすることでした。
正直「マジか…」と思ってしまうお客様もいます。先入観でサービスに差をつけてはいけないと思い、できるだけ寛容な気持ちでいるよう努力しましたが、考えより先に感情が出そうになることもありました(人間ですし、完璧ではないので…)。
そういうお客様に対して「これは仕事!」と割り切るのは、入店当初は難しかったです。トラウマのような印象が残ったお客様もいました。そして、そういう印象を残していったお客様ほど、指名で何度か通ってくれたりするんですよね…。
NGを出すことも考えましたが、本番強要などがあったわけでもなく、ただどうしても苦手な感じだっただけなので、「これは仕事!」と自分に言い聞かせてお相手しました。
病む理由②:その日がいい日かは、お客さん次第
自分の意識を変えたり、言い聞かせたり、努力をしても、デリヘルでつらいなと感じたのは、お客様次第でその日の良し悪しの大半が決まるということです。
「一緒にご飯食べたいから予約したんだけど、食べに行こうよ〜!」と言ってくださったり、「これチップね〜」と料金とは別にくださったりするお客様が続いた日は、やっぱり今日出勤してよかった!と思えました。
逆に、タイマーが鳴っても延長はせずに「もうちょっと」「まだ」と言うお客様、本番強要がしつこいお客様、店外デートや連絡先を異常に求めてくるお客様、嫌がっているのを「嫌がる演技」だと勘違いして続けるお客様——挙げだしたらきりがありませんが、そういうお客様が続くと、同じ時間、同じ人数をこなしても疲れ方が全然違います。
いい日になるか、ついていない日になるかが、実際にお会いするまで分からない。それがつらいなと思うことが多かったです。
「嫌がっているのに続けられる」は、我慢する種類のことではありません。はっきり言葉で止めて、それでも続くなら接客を中断してお店に連絡してください。 本番の強要も同じです。
その場での動き方はプレイ中に危険な目に遭うことはある?に、先輩の実例と一緒に書いてあります。
病む理由③:相談できる仲間ができにくい
いくら仕事と割り切って、普段はオンオフを分けて働けていても、あるときふと「この仕事をしているのが嫌だな…」「いつまで続けるのかな…」と考えることがあると思います。
同じ店舗やプライベートで分かってくれる人ができればラッキーですが、特に顔を合わせることの少ないデリヘルでは至難です。私にはデリヘル時代にできた友人はいません。 次の出勤のとき、その子が在籍しているかどうかさえ分からないからです(風俗業界は本当に、女性の入れ替わりが速いと感じます…)。
だからこそ、自分で自分のメンタルをケアできるのが、一番早くて、一番楽で、傷つくこともありません。 ここからは、私がしていたことを紹介します。
対処法①:SNSは「良い部分だけが載る場所」と知って見る
SNSには、日常のようで非日常の、キラキラした部分を載せる方が多いです。その面ばかり見ていると、「自分が知らない男性の相手をしている間に…」と自己嫌悪のきっかけになったりします。
私は正直、周りの友人の結婚や出産の投稿を複雑に感じたこともありました。おめでたいと思っているのに、ときどき「自分は結婚できるのか。そもそも恋愛できる相手ができるの?」と悩んだのです。
男性の綺麗ではない感情やお金の部分ばかり見ているので、信用したいと思っても信用できない。この仕事をしていることも隠さないと無理だろうし…。そうやって考え込む時期が、月に一度はありました。 女性のホルモンのサイクルで、どうにもならない時期と重なっていることが多かったです。
そこで私は、「SNSに載っているのはその人の良い部分。良い部分しか見せない人にも、悩みやトラブルはある」と思うようにしました。
最初はSNSが気になって仕方なかったですが、そう思い続けるうちに気にならなくなり、心から「おめでとう!」と思えるようになりました。うまくいっている人を見て「この人みたいになりたい!」とプラスの感情にできるなら、問題ありません。
自分はダメだと思い込むことが、一番よくないと感じました。
対処法②:疲れた夜に、お酒で発散しない
デリヘルで働き始める前の私のストレス発散は、前職がキャバクラだったこともあり「お酒を浴びるほど飲む」でした。
飲んでいる間や友人といるときは楽しいのですが、解散して一人になると、ため込んでいた感情が出そうになりました。悩みがあるときは、飲み方もひどかったです。
お酒が悪いものだとは思いません。私は今でもお酒が好きです。でも、浴びるように飲んでも、残るのはひどい体調不良と疲労です。 次の日には「なんであんなに飲んでしまったのか…」と思うことが多く、仕事にも響きました。
そこで、変えたことは3つです。
- 家にお酒のストックを置くのをやめた。 冷蔵庫にあると、気軽に手に取ってしまうからです
- 休みの日は、お買い物やいつもと違うお店での食事に行く。 食事のときのお酒は、たしなむ程度にしました
- 自分のためだけの買い物をやめて、周りに還元する使い方にした。 よくしてくれた友人にお礼をしたり、両親に誕生日やイベントのときに、高価でなくてもプレゼントを送ったりしました
最初は飲みたい衝動もありましたが、だんだんとお酒をメインに考えることはなくなりました。喜んでくれた顔を見ると自分も嬉しくて、飲んでいるときよりも有効にお金を使えていると感じました。
ただし、男性にはほとんど贈りませんでした。贈る機会があっても、お礼の気持ち程度のお菓子にしていたと思います。
先輩がやったことを、まとめるとこうなります。
- 傷つく言葉は「なんか言ってるわ〜」で受け流す——本気で受け取らない
- SNSは「良い部分だけが載る場所」と知って見る
- お酒で発散しない——家に置かない。飲むなら食事のついでに
- お金は、自分を大切にしてくれる人に使う
どれも、明日からひとつずつ試せることです。
まとめ
体力的に「今日は疲れたな…」と感じることももちろんありましたが、それはメンタルの疲れから来ているものが多く感じました。 いいお客様ばかりの日は疲れていても比較的マシで、合わないお客様が続いた日は、家に着いてから疲れがどんと来ました。
エステが好きな方はエステに行くもよし、自分にお金をかけるもよし、旅行に行くもよし。後でいい経験になるストレス発散の方法を、見つけてほしいです。