先に結論を言います。生理中でも出勤できるお店はあります。そして、出るか休むかを自分で選べて、それを咎められないお店が「女の子思いのお店」です。
これが、ホテヘルで働いた先輩・ひろのさんの実感です。
生理は通常5日から7日ほど続きます。その期間まるごと稼げないとなると、結構な痛手ですよね。
普通の服を着て接客する仕事なら気にもならないことが、裸の付き合いになるこの仕事では心配のタネになります。
この記事では、ひろのさんが実際に経験した「お店への伝え方」から「生理中の出勤の実際」までをお話しします。
始めるまで、気にも留めていなかった
私が初めてお店に行ったのは体験入店のためでした。その初日は、当然ながら生理と被らないように調整しました。ほぼ無意識だったと思います。
キャッチに声を掛けられてから一週間ほど考えていましたが、その時期が生理と重なっていなかったこともあります。
仕事が始まり、数回分のシフトを店長と約束しました。週に1、2回、ほぼ1回程度。特に何も考えることなく勤務していました。
そして数回目の勤務の最中、「次も土曜日は全部出られる?」と聞かれたときに、ようやく(あ!生理!)と気づいたのです。
男性店長に「生理です」と伝えるのは気まずい?
そのとき私は「この日あたりは生理になりそうです」と話しました。正直、躊躇しました。
仕事の内容とはいえ、自分の体の周期を、ほぼ知らない男性に話すのは何だか変な気分だったからです。
今思えば「予定がある」とでも言えばよかったのですが、そんなことを考えるより先に、伝えておかないと迷惑になると思ったのです。
ところが、それを聞いた店長はまったく普通のことのように話します。まるで産婦人科の男性医師が、何の抵抗もなく月経の話をするかのように。
一瞬躊躇した私のほうが初心なのかなと思うほど、あっけらかんとしていました。
女同士でもこの話題をあまり好んでしてこなかった私ですが、店長の対応のおかげで嫌な気分にならずに済んだのは幸いでした。
生理の時期を伝えるのは、シフトを守るための業務連絡。お店側は慣れているので、気まずく思う必要はありません。
どうしても言いたくなければ「予定がある」でシフトを外すのも、先輩も認めるひとつの手です。
「生理=休み」と思っていたら、まさかの答え
風俗をしたことがない人はきっと、「生理の期間は当然休みでしょう」と思っているのではないでしょうか。私も当然休みだと思っていました。
生理周期が不安定な人もいるので、前後に余裕の期間まで休みとして申請すべきかとすら考えていたほどです。
しかし、実際に店長から返ってきた言葉は——「生理の期間でも、タンポンを使って接客してもらってもいいよ」。
普通に「え!!!??」と思いました。生理中の接客は、お客さんにとってすごく嫌悪感のあることだと思い込んでいたからです。
でも実際は、私が思っているほど男性客は生理に嫌悪感を抱いていませんでした。私のいたお店では本番は禁止。
だから生理であろうがなかろうが、タンポンさえ入れておけば血まみれになることはない、という理屈です。ただし、ナプキンでは駄目な雰囲気でした。
やや躊躇っているのがすぐに分かったのでしょう。店長は「嫌だったら休みでもいいよ」と言ってくれました。結局、私は休みを希望しました。
週1回程度の勤務だったので、狙いをつけて休みやすかったのです。
ちなみに、生理中の出勤には仕組みがあります。お客さんが女の子を選ぶとき、「本日この子は生理中ですが」と事前に伝えるのです。
それでもいいと言えば接客になるし、嫌なら選ばれない。舐めることや手でのサービスを楽しみに来るお客さんもいるので、ここは重要なところなのでしょう。
タンポンを入れたまま接客すること自体、体への負担と衛生リスクがあります。
タンポンの長時間使用はトキシックショック症候群(細菌の毒素による重い症状)の原因になることがあり、接客中は交換のタイミングも取りにくくなります。
お店に言われたからと安易に引き受けず、少しでも不安があれば休む選択を。生理中の粘膜は感染にも弱くなっています。
生理中を「あえて」求めるお客さんもいる世界
後に知ったことですが、世の中には経血に性的興奮を感じる男性もいるそうです。
普通は容易に手に入るものではないので、風俗で生理中の子を狙って接客してもらうことになるのでしょう。
「出ているところを舐めたい」という感情だと聞いたことがあります。
私は正直、感染症のリスクが高いと感じてしまいます。おそらくそうしたマニアを専門に扱うのは特化したお店で、普通のお店では生理中は休みで大丈夫です。
まとめ:休むか出るかは、自分で決めていい
生理中でも勤務できるお店はあります。腹痛などの症状があれば痛み止めを飲みながらの接客になるでしょうが、生理と付き合っていくのは、カフェで働こうが事務で働こうが同じことです。
お客さんが了承すれば接客できるし、「お股から紐が出ているのを見られたくない」と思うなら休み希望を出せばいい。自由に選べて、それを咎められないお店は、女の子思いのお店だと思います。